Kuro — the color unseen
深く見えぬ、その黒。
老荘が説いた「玄」は、光の届かない深みの色。 のぞき込んでも底は見えず、ただ静まっている。 その黒を、この一瓶に閉じ込めた。

農園から、黒にんにくの皮を活かした 製品を作りたいと相談を受けた。 このシロップは、そこから始まった。

老荘が説いた「玄」は、光の届かない深みの色。 のぞき込んでも底は見えず、ただ静まっている。 その黒を、この一瓶に閉じ込めた。
多品目では、思うような結果が出なかった。 適していたのは、薄皮が紫のにんにく。 寒い冬を越えて、実が引き締まる。

白いにんにくは、加工すると黒くなる。 味が凝縮して、強い風味と甘みが出る。 その皮を、一本のシロップにした。


富士山の麓、山梨県富士河口湖町。
白樺の林と住宅に囲まれた、1反ほどの畑。
ここで育てているのは、薄皮が紫のにんにく。
耕さず、肥料も 農薬も使わない
草も虫も 敵にしない
氷点下を越え、 実が引き締まる
農園で育てたにんにくの皮。 このシロップの軸になる。
枝を煮出して、 木の香りを添える。
古くから親しまれてきた野草。 土に近い青みを一滴。
富士山麓の常緑。 ほのかな清涼感が後に残る。
冷やした炭酸水で割ると、 土の苦みが立つ。
ミルクのまろやかさに、 素材の甘みがとろりと重なる。
湯気とともに、素材の香りが立つ。 寒い夜の一杯に。
— Recommended dilution 1 : 4 to 1 : 5 —
